お花見

見上げた桜は皆、美しいと言い

薄紅が揺れるその下で酔いどれる

花散らしの雨が降り、アスファルトに絨毯を敷く

見下げたその平はどこか汚らわしく

だれも見向きもせず、踏んづけて歩く

それはまさに人の様に似ていて

そんな風景が好きになる。

見上げた桜に酔いどれ宵越し、

酔いから覚めれば夢の跡。

それはどっかの誰かの命と伴い

そして私もいずれ同様に

淡く薄紅は愚かな僕らを生き写す。

そして僕らはまた見上げて、酔いどれる。

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