収縮する人口

日本の人口が、2053年に1億人を割りこみ、

2065年には、8800万人にまで落ち込むと厚労省が発表した。

国連による2012年の推計では、

1億人を切るのは2065年だったが、それが早まり、

2100年には8440万人になるという推計が現実味を帯びてきた。

地球人口が100億人を超えると推計されている2100年、

日本の人口が8000万人台になると、

それは、終戦直後の人口と同じぐらいで、

1948年まで時代が逆戻りすることになる。

一人の女性が一生に産む子ども数(特殊合計出生率)が

2.07人だと人口が増加し、1.88人で横ばいとされている。

現在の日本は1.44人で、数年前の1.22人よりは改善しているが、

このままでは、人口減少を食い止めるどころか、加速するばかりだ。

少子化は米国を除く先進国共通の現象だが、

背景には、経済的豊かさによって、

子育てよりも生活を楽しむようになった

夫婦のライフスタイルの変化がある。

政府は、一億総活躍社会を謳っているが、

働く女性が増えれば、子育て対策をよほど手厚く充実しないと

人口増加はさらにむずかしくなる。

平均寿命は確実にのびるので、働く現役世代への

社会保障費の負担が重くなるばかりだ。

このままでは、人口収縮で国を維持することも難しくなるだろう。

いまでも人手不足が起きており、外国人労働者が100万人を超えた。

2100年の日本の姿がどうなっているか、想像すらできない。

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