ピナ・バウシュ/星仲間との語らい

さいたま芸術劇場でのピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団の公演を観てきた。

ピナ・バウシュ舞踊団の来日公演は1986年の初来日の時から1回も欠かさず観てきた。 今回のプログラムの《カーネーション》は日本での上演は2回目で、前回は1989年だそうだから、実に28年ぶりの鑑賞ということになる。

28年ぶりに観る《カーネーション》は、鮮明に憶えている場面あり、全く記憶にない場面あり、忘れていたが見ら思い出した場面あり、場面は憶えているが《カーネーション》の一場面か他の作品の一場面か憶えていなかった場面ありで、実に感慨深かった。

バウシュの作品のすばらしさは文章では書き表すことができない。 以前にも書いたことがあるが、バレエ関係の友人の一人が、初めて彼女の作品を観ていて眠ってしまったそうである。 その理由が、つまらなかったからでなく、観ていてあまりにも心地よかったからなのだそうである。

いつも上品で控えめな笑顔で観客からの拍手に応えていたピナ。 2009年を最後にその美しい姿を見ることができなくなったのは本当に悲しい。 しかし、彼女の作品は彼女を愛しその遺志を継ぐダンサー達によってこれからも長く人々を魅了し続けるだろう。

さいたま芸術劇場はこれも三十数年来の星仲間で現在は天体望遠鏡の部品を開発・製作する会社をやっておられるAさんの御自宅や工場のすぐ近くなので、劇場を辞した後劇場の近くのガストにAさんに来てもらっておしゃべりをした。 電話では1カ月に1回以上話をしているが、お会いするのはひさしぶりだったので話が弾み、ガストで4時間以上過ごしてしまった。