奥華子ニューアルバム『遥か遠くに見えていた今日』5/17発売決定

とのことで、つぶやきにも書いたけど、日記にしておこう。

前作『プリズム』からもう1年半にもなるのか。

ついこないだ出たような気がしてたんだけど。

あれは出来のいいアルバムでした。

何かが突出していたわけではないけど、音質、楽曲、構成のバランスが非常に良かった。

勿論それぞれもっと上を目指せるはずだけど、これまではどれか1枚オススメを挙げろと言われれば、なんだかんだで『vol.best』になっちゃってたんだよな。

音質的にはHDCDだった『TIME NOTE』や小鐵徹さんマスタリングの『BIRTHDAY』も良かったし(『BIRTHDAY』は華ちゃんの声が奥まっちゃってて、華ちゃんには合ってないのかな?と思ったけど)、それぞれのアルバムに神曲は入ってたりしたけど、『プリズム』でやっと、『vol.best』以外で「じゃあ先ずこれ聴いてみて!」って言えるアルバムが出来たかなって気がしてた。

でも、そうなると次はハードル高いぞ〜と思ったりもするけど。

で、現在発表されてるのは全14曲で(このくらいは入れて欲しいよね。10曲くらいで40数分のアルバムとか出してるミュージシャンを見るとガックリくる)、うち収録曲で分かってるのは次の6曲。

・「キミの花」(TVアニメ『セイレン』オープニングテーマ)

・「最後のキス」

・「思い出になれ」(テレビ朝日『じゅん散歩』16年10月・11月エンディングテーマ)

・「愛という宝物」(2016cross fm オフィシャルGREEN キャンペーンソング)

・「プロポーズ」(「MAST」TVCMソング)

・「Rainy day」

「Rainy day」はデビュー前の曲で、ぼくはこの曲で心を掴まれて彼女が好きになった。

収録されてるCDは持ってるし、映像作品ではこの曲を演ってるのが収録されてたりするけれど、メジャーでスタジオアルバム収録は初。

そのこと自体は素直に嬉しい。

しかし、とても好きな曲だけに、不安もある。

デビュー前からの人気曲「楔」なんかは、分厚いアレンジで豪華にはなったものの、テンポが速くなってて原曲の良さが損なわれていたように思った。

個人的には、奥華子の魅力はタメとテンポの揺らぎ、そしてドスの効いた声のドライブと曲のへヴィネスにあると思ってる。

勿論、曲の構成や展開よりも旋律に重きを置いてる点や、そのドラマティックなメロディ、そして彼女のアタッキーで一音一音が重いピアノプレイも重要で魅力的なファクターなんだけど、スタジオ版CDになる時に何がネックかって言うと、バンドアレンジになるってとこなんだよな。

バンドはアンサンブルだから、華ちゃん独特の揺らぎが正確には入れ込めない。

そして初期の頃に多かったけど、アレンジがまるで奥華子の曲を理解していないような方向性になってたり。

これまで弾き語りよりアレンジの方が良かった曲なんて数えるほどしかない。

・「あなたに好きと言われた」

・「白い足跡」(これはマスタリングが最悪だったけど)

・「明日咲く花」

・「ガラスの花」

・「blue green」

・「幻の日々」

・「曖昧な唇」

・「本当の世界」

・「ガンバレ」

・「羽」

・「君のためならできること」(「ガンバレ」とか「羽」とかコレとか、こういう系統のアレンジってもっとあってもいいと思うんだけど)

・「桜並木」(これはアレンジ云々というより鬼怒無月さんのギターの勝利って感じだけど)

そして新作の

・「キミの花」

などなど。

ただし、「キミの花」はあのテンポとアレンジに華ちゃんの歌唱が追いついて行けてない感じがあった。

モタりながら無理してる感じ。

後ノリ自体は好きなんだけど、そういう感じじゃなかったんだよな。

アレンジ自体は凄い良かったんだけど。

余談ながら、ミキシング・マスタリングも奥華子ソングの中ではいい方だったし(何故か両A面であるはずの「最後のキス」は全然違うかまぼこサウンドになってたように思うけどι今までで一番良かったのは、「僕のクリスマス」かなぁ。分離感・解像感・立体感・華やかさ・ボーカルの押し出し感、優秀だった様に思う。山下達郎竹内まりやの作品っぽい感じ)。

そんなこんなで、「Rainy day」は、原曲からテンポを速めたり下手にアレンジで武装したりせず、弾き語りで収録して欲しいなぁ。

アレンジで来るなら、余程「これしかない!」って感じの秀逸なのを頼むぞ〜。